花粉ピーク時でも無症状になった実体験レポート

毎年春になると悩まされていた花粉症。しかし、今年は途中から全く違いました。先日、記事に挙げた中国への出張を経て、帰国後も信じられないほど快適に過ごせているのです。今回はその体験と、なぜそんな変化が起きたのかをまとめてみました。
例年の花粉症の状況
私は毎年、スギ花粉の飛散が始まる2月、なんなら1月から、くしゃみ・鼻水・目のかゆみ、また発熱に悩まされてきました。かなり重度の花粉症ではないかと認識しており、花粉症シーズンはマスクと薬が手放せない状態で、もちろん空気清浄機もフル活動、毎日の外出は戦々恐々としておりました。アレルギーで熱が出ると目覚ましに一切気づかないという点があり、薬が切れたときに大遅刻をすることもありこれもまた戦々恐々であります。また、ヒノキ花粉もアレルギーがあり、2月から5月ゴールデンウイーク明けまでしんどい、地獄の3カ月間であります。
今年の3月、中国出張へ
2025年3月、私は業務のため中国に約2週間出張しました。中国の東部-西部へ毎日移動していました。出発前に”中国はスギ花粉少ない””花粉症が無い”と聞いていたため、花粉症のピーク時に中国に避難できれば少し楽になるかも、ラッキー、くらいに考えておりました。実際、現地では驚くほど花粉症の症状が出ませんでした。
花粉症の症状が消えた?
渡航の翌日には、鼻水もくしゃみも目のかゆみも消失。マスクも不要で、2週間の間、快適に活動ができておりました。まぁ、実際は連日のバイチュウによる二日酔い続きで、熱っぽいのが花粉症のせいか二日酔いのせいか判断付かなかったのですが。中国の気候による乾燥は感じており、空港で化粧水を早々に没収されたので、ハンドクリームを顔に塗ってしのいでいました。おそらく黄砂もそれなりに、PM2.5は少々飛んでいたと思われます。
そしてその2週間を乗り切った後、戦々恐々と日本へ帰国したところ、花粉症を全く感じなくなっていました。帰国後、2週間以上経過しましたが、今も全く感じません。マスクも一切つけていないのです。
中国の食事が効いた?
滞在中は、地元のレストランやホテルでさまざまな中国料理を楽しみました。
特に以下のような食事を摂っていました。

- 豚の角煮(日本と違う香りづけ) ← 大量に食べました
- 青菜の炒め物(空心菜など)
- 八角や山椒の効いた四川風の煮込み料理
- 北京ダック
- あたたかいスープ(豆腐や野菜入り)
- ナマコ料理(コラーゲンやミネラルが豊富)※上の写真
- 虫料理(揚げられたサソリ、セミ等)
- ロバ肉、羊肉
特に印象的だったのは「ナマコ」を使った料理です。日本ではなかなか食べる機会がない食材ですが、中国では高級食材としても親しまれており、煮込みやスープで数回いただきました。ナマコには抗炎症作用や免疫調整作用があるという説もあり、もしかするとこれが効いたのかもしれません。
また、現地の方々との交流の中で「白酒(バイチュウ)」を飲む機会も多くありました。アルコール度数が高く、身体が一気に温まるような感覚があります。適量のアルコール摂取が血行を促し、免疫機能の一部に影響を与える可能性も考えられます。
さらに今回の出張では、揚げられた昆虫(サソリやセミなど)を食する機会もありました。初めての体験でしたが、たんぱく質やビタミンが豊富とされており、免疫や腸内環境に好影響があった可能性も考えています。以前の出張記事でも書いたように、中国ではこうした食文化に触れることで、新たな発見があります。
なぜ症状が消えたのか?考えられる要因
- 大気環境の変化による影響?
約2週間、スギ花粉が飛んでいない環境にいたことで、免疫反応が落ち着いた可能性があります。
また、そこまで酷くなかったと思いますが、黄砂やPM2.5等、より過酷な環境に身が置かれたことで、花粉症への身体の反応が鈍くなった可能性があります。 - 中国の食生活や生活環境?
漢方食材や香辛料の多い食事、生活リズムの変化などが体質改善につながったかもしれません。
なんなら出張前後で体重2kg減+体脂肪率2%減となりました。
昼食/夜食はおなか一杯食べていたのに。 - ナマコの効果?
中国の高級食材ナマコには抗炎症作用があると言われており、免疫の過剰反応を抑える働きがあった可能性も考えられます。2回しか食べていないので眉唾です。 - 白酒(バイチュウ)の影響?
白酒の強いアルコールによって体が温まり、血流や代謝が良くなったことで免疫の反応に変化が出た可能性もあります。少し話が違いますが、体重減少の要因?(連日のアルコールが身体中の余計な水分を消費して体重が落ちた?)なんてこともあるかもしれません? - 昆虫食の影響?
高たんぱくでミネラル・ビタミンも豊富な昆虫料理が、腸内環境や免疫機能にポジティブな影響を与えた可能性もあります。今まで食べたことが無いものを食べました。特にサソリは何匹も食べました。 - 自然寛解のタイミング?
まれにですが、年齢や環境の変化などで花粉症が突然軽くなる・治る人もいるようです。
2週間ながら環境が大きく変化したことで身体が何かしらの反応を見せた可能性もあるかも? - 精神的な問題?
実は出張中に、仕事に関する非常にショッキングな出来事がありました。
このショックが効いた可能性もあります。とても悲しいことで、まだ立ち直れていません。
今後の展望と記録
現在は完全に無症状で過ごせていますが、この状態が続くのか、ひとまず、そろそろヒノキが始まってくるのでそこでも無症状で行けるのか。加えて、来年はどうなっていくのか全く未知数です。今後も花粉の季節には体調を観察し、記録を取り続ける予定です。また、なんなら、毎年3月に中国への長期出張の計画を立ててしまうのも有りと考えております。
まとめ
今回の中国出張をきっかけに、何年も苦しんだ花粉症が突如として消えました。科学的に明確な理由はよく分かりませんが、「環境の変化」が私の体に何らかの良い影響を与えたことは確かです。
同じような体験をされた方や、花粉症に悩む方の参考になれば幸いです。
再現性もまた確認してご報告したいと考えております。一年後になりますが。
花粉症の皆様も是非、花粉の無い海外に逃げてみてはいかがでしょうか。
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